施工管理者に転職して現場に立つには、自分がすすむべき進路を決め、必要な資格を取得する必要があります。
甘くはない施工管理技師への道を知っておきましょう。
◇自分の道を絞り込み将来像を決めること。
たとえば建設業だけでも29~30の業種があり、施工管理の現場はそれぞれにあります。
技師としての需要は大きくても、必要な資格をもたずに転職したり、無資格で現場に入らせてもらえたりすることはまずありません。
たとえば30種類ある建設業の現場をネット検索で丹念に調べて、「転職にあたってはどんな資格取得が必要になるのか」を調べましょう。
そうやって自分の将来をしっかり定め、資格取得のための勉強をスタートさせるのが優先事項です。
◇資格を取得してからが多難な施工管理技師。
厳しい言い方になりますが、施工管理技師への転職組は、資格を取得してから難関が待ち受けています。
資格取得に現場経験が必要になる場合もありますが、取得後もそれで現場に立って采配を振るえるようになるとは限らないからです。
運良く転職できて現場に入れても、経験・キャリアがないと職人さんたちとのコミュニケーションが取れないからです。
◇施工管理技師は、建設工事を計画的にすすめるための品質管理や日程管理までをすべて把握する必要があります。
現場の状況をすべて把握し指示を与えるとか見守るという作業には、職人さんと同等の知識が必要です。
またそれなりのキャリアがあって初めて対等な立場が築けます。
転職と言えばバラ色に見えますが、前途多難であることを覚悟しておきましょう。