転職するなら施工管理の仕事がオススメ?

施工管理が必須となる建築土木関連や電気エネルギー、環境インフラの世界は、今後の安定が確実視されています。

しかし転職してうまくいくかは別問題。

考え直してみましょう。

◇需要は大きく安定していても前途は厳しい。

「転職するなら施工管理技師がいい」というのは、将来に向けた需要があって、職業的に安定しているからです。

決して楽だからとか、ハードではないからといった意味ではありません。

また施工管理技師への転職は資格取得が前提であり、その資格を取得するにも高いハードルがあります。

運良く施工管理技師の資格を取得できたとしても、現場経験を積んで専門職の職人さんと対等以上の口がきけるようになるには、何年ものキャリアが必要になります。

◇転職組の施工管理技師の世界は超ハード。

世の中の職業でハードではないものはありません。

施工管理の仕事に転職できても、残業は当たり前にあります。

施工現場は定時に終わり、5時には職人さんも帰途につきますが、施工管理技師の仕事はそこからが本番です。

工期のチェックや遅れを取り戻す方策、資材の不足、人員の補てんなど、現場事が抱える課題をソリューションするのは5時以降になることが大半です。

◇施工管理技師の仕事はハードです。

世間で言われているような、“転職ができさえすれば安泰な楽な職業”ではありません。

転職組の人が資格取得後に苦労するのは、先輩キャリアの人たちの人間関係構築や、現場の職人さんたちとのコミュニケーションのあり方です。

極端に言えば、転職組でも大手ゼネコンの下請会社に就職できないと、その後のハードルは高くなるばかりです。

実状をもう一度チェックしましょう。

施工管理の仕事はハード?資格を取得し転職を考え中

施工管理の仕事を、「楽だから残業がないから」といった尺度で考えるなら、転職などしないほうがいいでしょう。

施工管理技師の日常をお話ししておきます。

◇施工管理という仕事の本質を認識すべき。

残業が多いかどうか、ハードかどうかで施工管理技師への転職を考えているなら、質問者自身、自分の将来をゼロベースで考え直した方が得策です。

施工管理の日常は、業界や職種にもよりますが、つねに現場と事務所を行き来しつつ、どちらかといえば、現場が終わってからの仕事が本番になります。

工期の遅れをどう取り戻すか、資材の補てんをどのように手配し間に合わせるかなど、明日のための準備が必須だからです。

残業は当たり前の世界です。

◇楽な仕事を選びたいなら公務員への転職を。

施工管理は、5時~6時できっかり帰路につけるような職種ではありません。

しかも転職するには資格の取得が必須で、そのための現場研修や実地時間などをクリアしなければなりません。

資格を取得して転職に成功するまでのハードルが高いのに、残業やハードの度合いを考えているようでは、その時点で失格と言わざるを得ません。

施工管理技師には不向きです。

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◇同じ資格を取るのなら、施工管理技師への転職ではなく、公務員への転職を考えた方がいいでしょう。

最近では、働き方改革といった議論がなされているようですが、残業のない、ハードでもないような仕事は民間にありません。

施工管理技師は現場の指揮者でもあるので、現場より早く切り上げることは許されません。

現場を見守り見届け、たとえ徹夜してでも、明日の準備までを完璧に終わらせるのが仕事です。